■リクルートトップインタビュー

「選ばれる店づくリ」に欠かせない人材。上昇志向にあふれる「人」で勝てる企業であリたい。

◆自らの意志で成長することを考え、アピールできること。

 地域におけるスーパーマーケットの役割は、毎日の生活に必要な食品を、お客様に代わって品揃えすることにある。(株)マルイは、求めやすい価格、豊富な品揃えなど、お客様に喜んでもらえる商品とサービスについて、日々知恵を絞り、工夫を重ねていることを強みにしている会社だ。
 現在、厳しい競争の時代を迎えている流通業界では「お客様から選ばれる店づくり」であることがキーポイントだといわれ、そのためには、人材への期待がこれまで以上に高まっていると同社は考える。
 「まず、社員一人ひとりが自らの意志で成長することを考え、自己アピールできることが大切だと考えます。自分が良いと思うことを、相手に上手く伝えることができなかった場合、わからない相手が悪いのだと考えるのではなく、良さを伝えることができない自分の力が足りないのだと考えること。どう伝えればわかってもらえるのか、知恵を絞り努力を怠ってはいけない」と、清水社長は語る。


◆消費者の二ーズに応えるための豊富な品揃えの工夫。

 生活者の価値観はどんどん多様化し、ライフスタイルの変化もめまぐるしいものがある。消費者から選ばれる店作りであるためには、規模の大小に関わらず、品揃えの豊富さがポイントだ。同社では、例えば、昼と夜、給料日前と後、季節によってなど、品揃えに変化をつけて対応。限られたスペースの中で、商品の多彩さをどう印象付けられるか、工夫している。


◆成果を出した人が評価される人事制度を徹底。

 「人は成長したいという意欲を持っている。これを前提に、『人で勝てる企業にする』のが当杜の基本的な考えです。そのために人事制度があり、成果を出した人をきちんと評価したいと考えます。ですから、成果を出せない人には優しい会社とはいえないかもしれませんね」
 評価の仕方は、相対評価ではなく絶対評価。他人と比べてではなく、高い意識で発想し、仕事に臨み、努力が実を結んだとなれば評価される。
 働きがいのある環境づくりも重要な要素だ。同社では近年、パートタイマーから社員へ登用する道も広げており、ここ3年間で約60名が社員になって活躍している。


◆仕事は自己を育成するための道具。職場は成長の場。

 成長意欲を持っている人同士が共に成果を出しながら働くためには、価値観の共有が必要となってくる。同社ではポイントを押さえながらの情報共有を徹底。さらに、仕事は自己を育成するための道具、職場は成長の場であると考え、自己啓発を教育の基本としているのも特徴だ。
 「問題を解決するために、こうすればいいと、手を引っ張って教えてあげることは簡単です。でも、そういう指導はなるべく避けたい。誰かに手を引っ張ってもらわないと仕事ができないようでは、結局その人の成長を妨げることになるからです。とにかく、自分で考え、気付き、取り組むことが大事なのです」
 職場で活躍している入に共通していえることは、「スピード感」だ。何事にも早く反応できること。問題解決に真正面から取り組み、そこへ最短で向かうためにはどうすればよいかを自分で考え、即、行動に移すことができる人。同社で求めているのはまさにそうした人材である。


◆就職活動は自己アピールの場。価値観を培って臨んでほしい。

 「これから会社を選ぶ人は、価値観の確認をしながら会社を選ぶ必要があると思います。そして、就職活動は、自己アピールの場でもあります。面接時に、もっと自分の良さをアピールしてほしい。そのためにはその会社が何に価値を置いているか、事前に調べるなど準備が必要です。会社が何に価値を置いているか、最もわかりやすいのが店舗です。実際に店へ行き、従業員の姿を見て、自分と価値観が合うか考え、そして、自分はこの会社でどんなことができるだろうかとイメージを作ってから面接をするとよいでしょう。まずは自分がやりたいことを見極めることが大事なのではないでしょうか」
 人にはそれぞれ変えられる価値観と、変えられない価値観があると清水社長は語る。
 「学生の皆さんは、いろいろな人と話しをして、価値観を培ってもらいたい。本を読むことも大事。そういった準備をして、面接などに臨んでもらいたいですね。自分が動くから結果がでる。自分の未来は自分でつくること。他人はつくってくれないのだから」